熊本県産飼料用米プロジェクトF88

くまもと県産飼料用米プロジェクトF88

日本の食糧自給率は、国内生産力の低下と食生活の大幅な変化により低下しており、先進国の中では最低水準となっています。特に畜産物の生産には多くの穀物を必要とするため、畜産での飼料自給率を向上させることが食料自給率の向上に大きく貢献するとともに、輸入穀物に頼らない畜産経営の確立が求められています。

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米を「家畜の飼料」として利用する取り組み

飼料用のコメ(飼料用米)は、家畜飼料の主原料となっている輸入トウモロコシなどの代替としての利用が見込まれ、飼料用米を利用することで、濃厚飼料の自給率UP、ひいては飼料自給率を高めることができるものと期待され、熊本県でもその取組みをスタートしています。

飼料用米から消費者までの流れ
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水田の有効利用に向けた「飼料用米」の生産

米の消費量が減少する中で、水田の有効利用に向けた「飼料用米」の生産に取り組んでいます。

飼料用米とは、家畜の飼料として利用される米のことです。普段、私たちがコメとして食べている稲の実を家畜の飼料に用いたものです。もちろん、最初から飼料用として生産されます。耕作されていない水田が存在する今日、このままでは水田の持つ多面的機能が失われてしまいます。

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プロジェクトF88とは?

プロジェクトF88

未活用の水田に、水田に適した飼料用作物(飼料用米、稲WCS、イラリアンライグラス等)の作付を推進します。

収穫された水田飼料作物を県内の畜産農家で積極的に使用することで、畜産農家の飼料自給率を向上させます。

こうして生産される畜産物の消費拡大を図ることで、水田の有効活用と飼料自給率の向上が達成されます。

飼料用米

稲の子実部分を飼料として利用。全ての家畜で利用可能で、輸入トウモロコシの代替飼料として期待されています。わらの部分も牛用の粗飼料として利用されます。

稲WCS

出穂後の稲の子実及び茎葉部分をまとめて収穫し、乳酸発酵させ資料化したもの。牛用の粗飼料として利用されます。

イタリアンライグラス

代表的な冬作の牧草。牛用の粗飼料として、高水分のまま乳酸発酵(サイレージ化)させたり、乾草として利用されます。

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